ゴルフグローブのサイズの測り方 早見表と選び方

自分のグローブのサイズが分からない。

売り場に並んでいるのは21とか23とかの数字だけで、何を測った数字なのかは書かれていません。とりあえず手が入りそうなものを買って、家に帰ってから少し大きかったかも、と思ったことはないでしょうか。

ゴルフグローブのサイズの測り方は、覚えてしまえば1分で終わります。この記事では、手のどこをどう測るのか、その数字をどのサイズに当てはめるのか、そして測ったあとに迷う「きつめかジャストか」まで、順番に説明していきます。

目次

ゴルフグローブのサイズは何で決まる?

グローブのサイズは、手のひらをぐるっと1周した長さだけで決まります。測った長さが23cmなら、選ぶのは23cmのグローブ。それだけです。

迷うのはそのあとで、きつめを選ぶかジャストを選ぶか。ここは好みの問題に見えて、実は素材で答えが決まっています

サイズは手のひらを1周した長さ

グローブに書いてある「23」という数字は、手のひらの周囲の長さを指しています。手囲いと呼ばれる長さです。

手の長さでも、指の長さでもありません。中指の先から手のひらの下までを測って「19cmだからSサイズかな」と考えると、まったく違うサイズを買うことになります。

手囲いと言われても、手のどこを指しているのか分からないですよね。測る場所は次の章で詳しく書きますが、ざっくり言えば、指の付け根のあたりをぐるっと1周した長さだと思ってください。

これから買うのか、今のが合わないのか

この記事を読んでいる方は、たぶん2つに分かれます。

1つは、まだグローブを持っていない方です。この場合は、これから手囲いを測って、そのサイズを買えば終わります。次の章から順番に読んでください。

もう1つは、いま使っているグローブが何となく合わない気がしている方です。指先が余る、手の中でずれる、きつくて窮屈。こちらの方は、測る前に確かめたほうが早いことがあります。

今のグローブの表記を見れば早い

いま使っているグローブがあるなら、まずタグや甲の部分の表記を見てください。「23」「24」といった数字か、S・M・Lのどれかが書かれています。

そのうえで手囲いを測れば、いまのグローブが自分に対して大きいのか小さいのかが、数字ではっきりします。感覚で「なんとなく緩い」と思っていたものが、実は2cm大きかった、ということもあります。

合わない理由が大きさではなく指の長さだった、というケースもあります。そちらは後半の章で扱います。

手囲いはどうやって測る?

用意するものはメジャーだけです。1分で終わります。

測るのは利き手と逆の手

最初に間違えやすいところですが、グローブをはめるのは利き手ではないほうの手です。右利きなら左手にだけはめます。クラブを支える支点になる手なので、そこにグリップ力が要るからです。

ですから、測るのも左手です。右手を測って「23cmだった」と買いに行くと、微妙に合わないものを選ぶことになります。

2つの点を通してぐるっと1周

手のひらを上に向けて、軽く開きます。通す点は2つです。

1つ目は、人差し指の付け根から1cmほど下。手相でいう生命線の始まりのあたりで、親指の第一関節と同じくらいの高さになります。

2つ目は、小指側。小指の付け根と手首を結んだ線を3等分して、そのうち手首から3分の1の位置です。分かりにくければ、小指の付け根の少し下、と考えてください。

この2つの点を通るように、手のひらをぐるっと1周させます。読み取った数字が、そのまま自分のサイズです。

このとき、メジャーを強く引かないでください。ぎゅっと締めると1cm近く小さく出ます。手にそっと沿わせるくらいで十分です。

メジャーがないときは紐と定規

家にメジャーがない、という方も多いです。裁縫箱を探すより、紐で代用したほうが早く終わります。

靴紐でも、荷造り用の紐でも大丈夫です。同じ2点を通して手のひらを1周させて、重なったところに印をつけます。あとはその紐をまっすぐ伸ばして、定規に当てるだけです。

スマホの充電ケーブルのように硬いものは、手に沿わないので避けてください。柔らかい紐を選ぶと、メジャーで測ったのとほとんど変わらない数字が出ます。

測った数字はどのサイズになる?

出た数字を、そのままサイズに置き換えます。男性用と女性用で区分が違うので、自分の側の表を見てください。

男性のサイズ早見表

手囲い サイズ
21〜22cm S
23〜24cm M
25〜26cm L

男性用のグローブは、主に21cmから26cmまで、1cm刻みで並んでいます。ブランドによっては、さらに小さいSSや大きいXLも用意されています。

数字で表記されている商品なら、話はもっと簡単です。測った長さが23cmなら23cmを選ぶ。それで合います。

女性のサイズ早見表

手囲い サイズ
17〜18cm S
19〜20cm M
21〜22cm L

女性用は17cmから22cmあたりが中心です。男性用の同じ表記とは基準が違うので、レディースの棚で選ぶときは、この表のほうを見てください。

手が大きめの方が男性用のSを選ぶこともあります。数字で言えば21〜22cmは両方に存在するので、そこはかぶっている範囲だと思ってください。

数字が境目に来たとき

やっかいなのが、22cmや24cmのように、区分の境目にぴったり来る場合です。

1cm違うだけでそんなに変わるのか、と思われるかもしれません。しかし、グローブは手の皮膚に密着させて使うものなので、1cmの差はかなりはっきり出ます。緩いと中で手が泳ぎますし、きついと指が伸ばしきれません。

境目に来たときは、どちらに寄せるかを素材で決めます。次の章がそのための章です。

サイズはきつめとジャスト、どちらを選ぶ?

ここが一番迷うところだと思います。調べると「ジャストサイズが基本」と書いてある記事と、「ワンサイズ小さめがいい」と書いてある記事の両方が出てきて、どっちなんだと思われた方も多いはずです。

答えを先に書くと、両方とも正しくて、前提にしている素材が違うだけです。

天然皮革は少しきつめ

天然皮革のグローブは、使っているうちに伸びます。買ったときにぴったりだと、何回か使ううちに少し緩くなっていきます。

ですから、天然皮革を選ぶなら、買う時点で少しきついくらいでちょうどよく収まります。境目の数字なら、小さいほうへ寄せる形です。

「小さめのグローブがいい」という説明は、この素材を前提にしています。理屈が分かってしまえば、迷う話ではありません。

人工皮革はジャスト

人工皮革や合成皮革は、素材そのものが伸びにくくできています。買ったときのサイズが、そのまま最後まで続きます。

こちらは測った数字どおりを選びます。きつめを選ぶと、きついまま使い続けることになります。境目の数字なら、大きいほうへ寄せてください。

初めての1枚に人工皮革を選ぶ方は多いので、迷ったらこちらの考え方だと覚えておくと外しません。

基本的にはどちらでも大きめは避ける

素材が何であれ、大きめだけは避けてください。

大きいグローブは、手のひらとの間に隙間ができます。密着していないぶん、クラブを支えるために余分な力が要ります。握る力が増えれば、スイングそのものが硬くなります。手の中でずれたり、余った革にシワが入って邪魔になることもあります。

もう1つ、気持ちのほうにも出ます。手の中でグローブが少し動く感じがあると、それだけで思い切って振れなくなります。緩さが不安に変わって、スイングそのものが怖くなります。大きめを選んだつもりが、振り方まで変えてしまうということが起こります。

逆にきつすぎると、今度は指が窮屈で動かしにくくなります。ちょうどいいのは、手を開いたときも、クラブを握ったときも、軽い突っぱり感があるくらいです。

サイズで言えば、ぴったりから、ややきつめ。ここがショットがいちばん安定して、飛距離も出やすいところです。

握りすぎる人は緩いほうが合うことも

ただ、この基本には例外があります。もともとグリップを強く握りすぎる方です。

軍手をはめて何かを握ってみると分かりやすいと思います。生地が挟まっているぶん、力が入りきりません。そのかわり、手首は柔らかく使えます。緩めのグローブが合う人に起きているのは、これに近いことです。握る力が自然に抜けて、結果的に飛ぶようになります。

自分は握力任せで振っている、という自覚があるなら、1つ大きいほうを試してみる価値はあります。ぴったりが基本なのは変わりませんが、全員に当てはまるわけではありません。

こればかりは、はめて振ってみないと分かりません。売り場で試せるなら、2つのサイズを両方はめて、握った感じを比べてみてください。

サイズは合うのに指先が余るときは?

手囲いは合っているはずなのに、指先だけ余ってしわしわになる。この悩みを持つ方は、意外と多いです。

指先が余ると密着感が落ちる

指先が余ると、グローブと指のあいだに空間ができます。その空間のぶんだけ、クラブから伝わってくる感触が鈍くなります。

アプローチやパットのように、繊細な力加減が要るショットほど影響が出ます。手のひらは合っているので気づきにくいのですが、余った指先は静かにスイングの邪魔をしています。

かといって、ワンサイズ下げると今度は手のひらがきつくなります。どちらを選んでも何かが合わない、という状態です。

指の長さだけ短いモデルがある

そういう方のために、手囲いのサイズは同じまま、指の長さだけ短く作られたモデルがあります。あるメーカーのものだと、指先が5mm短く設計されています。

呼び名はメーカーごとに違うので、売り場では「指が短いタイプはありますか」と聞くのが早いです。ネットで買うなら、商品説明に指の長さの記載があるかどうかを見てください。

手の形は人それぞれで、手のひらが厚い方もいれば、指が長い方もいます。標準の形に自分を合わせる必要はありません。

試着で確かめる場所

指の長さや装着感の好みは、数字に出ない部分です。だから最後は試着で決めてしまってよいところです。

見るのは2か所です。手を開いたときに、指先に余りが出ていないか。クラブを握ったときに、手のひらにシワが寄らないか。この2つが問題なければ、そのグローブは合っています。

同じ「23cm」でも、ブランドや素材でフィット感は変わります。測った数字と試着の感覚がずれたときは、試着のほうを信じてください。

サイズが合っていないと何が起きる?

サイズは目安どおりでいい、と思われるかもしれません。ただ、グローブは手とクラブのあいだに挟まる唯一の道具なので、ここがずれるとスイング全体に影響します。

大きいと余計な力で握ることになる

大きいグローブは、手のひらとの密着が悪くなります。密着していないと、クラブが動かないように余分な力で握ることになります。

握る力が増えると、腕から肩にかけて力みが伝わります。結果として、ヘッドスピードが落ちたり、スイングそのものが崩れたりします。原因がグローブだとは思っていないので、フォームを直そうとして遠回りすることになります。

シワが入って手の中でずれる

余った革は、握ったときにシワになります。シワは手のひらの当たる場所を変えるので、握るたびにグリップの感触が変わります。

スイング中にグローブが手の中でずれることもあります。同じように構えて、同じように振っているつもりでも、握りが毎回違う。これでは方向性が安定しません。

サイズを1つ落とすだけで、この2つは消えます。フォームより先に確かめる価値はあります。

ゴルフグローブのサイズによくある質問

測らずに、平均のサイズを買っても大丈夫ですか?

サイズ展開の真ん中は、男性がM(23〜24cm)、女性がM(19〜20cm)です。どうしても測れないなら、そこから選ぶことになります。

ただ、男性用は21cmから26cmまで1cm刻みで並んでいます。真ん中を選んで外すと、1cmから2cmずれることになります。1cmずれると、緩さは手ではっきり分かります。

測るのに必要なのはメジャーか紐だけで、1分で終わります。買う前に一度だけ測っておけば、次からは自分の数字を覚えているだけで済みます。

グローブは両手にはめてもいいですか?

構いません。片手が一般的なだけで、決まりではありません。

右利きの場合に左手だけはめるのは、左手がクラブを支える支点になるからです。そこにグリップ力が要るので、まず左手、という順番になっています。

両手にはめる方もいます。握力に自信がない方、手汗が多い方、手を保護したい方には、両手のほうが合っています。日焼けや手の荒れが気になる場合も、両手という選択で問題ありません。

子ども用のサイズはどう選びますか?

ジュニア用はS・M・Lの3種類が中心です。Sが15cm前後、Mが16cm前後、Lが17cm前後になります。

身長で選ぶなら、Sが110〜150cmのうち110〜130cm、Mが120〜140cm、Lが130〜150cmが目安です。成長期は範囲が重なるので、目安として使ってください。

子どもの手は数か月で変わります。大きめを買って長く使わせたくなりますが、それをやると握力の弱い手でさらに強く握ることになります。買い替える前提で、今の手に合うものを選んでください。

天然皮革と人工皮革、最初の1枚はどちらがいいですか?

素手に近い感覚が欲しいなら天然皮革、扱いやすさなら人工皮革です。

天然皮革は柔らかく、張り付くようなグリップ力と、吸い付くようなフィット感があります。そのかわり汗や水に弱く、長持ちはしません。人工皮革は伸びにくいぶんフィット感では劣りますが、丈夫で、水洗いできるものもあります。

どちらを選んでも構いませんが、選んだ素材でサイズの寄せ方が変わることだけ覚えておいてください。天然皮革は少しきつめ、人工皮革はジャストです。

グローブはどのくらいで買い替えますか?

月数ではなく、状態で決めてください。

替えどきのサインは、手のひらの部分がツルツルになってきた、革が硬くなってきた、指先や手のひらが薄くなった、穴やほつれが出てきた、ベルトが緩んできた。このあたりです。

滑るグローブを使い続けると、滑らないように無意識に強く握るようになります。腕や肩に余分な力が入って、スイングのリズムまで崩れます。まだ使える、と思っているうちが替えどきだと考えてください。

測ったサイズと、試着した感覚が違うときは?

試着の感覚を優先してください。

手囲いはあくまで目安で、指の長さや手のひらの厚み、装着感の好みには個人差があります。同じ23cmでも、ブランドや素材でフィット感は変わります。

数字が23cmだったのに24cmのほうがしっくりきた、というときは24cmで構いません。測った数字は、売り場でどこから探し始めるかを教えてくれる出発点だと思ってください。

まとめ

ゴルフグローブのサイズは、手のひらを1周した長さで決まります。最後に要点を整理しておきます。

  • 測るのは利き手と逆の手。人差し指の付け根の1cm下と、小指の付け根の少し下を通してぐるっと1周させる
  • 測った数字と同じ数字のサイズを選ぶ。男性はS21〜22・M23〜24・L25〜26、女性はS17〜18・M19〜20・L21〜22
  • 境目で迷ったら素材で決める。天然皮革は少しきつめ、人工皮革はジャスト
  • ぴったりからややきつめが基本。ただし握りすぎる自覚があるなら、緩いほうが合うこともある
  • 手のひらが合っても指先が余るときは、指の長さだけ短いモデルを探す

まずは今日、左手を1周測ってみてください。メジャーがなければ紐と定規で十分です。

グローブは道具の中でいちばん地味ですが、手とクラブのあいだに挟まる唯一の道具でもあります。1cm合わせるだけで、握る力が変わって、スイングまで変わることがあります。数字さえ分かってしまえば、あとはもう迷いません。

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